小腸はどのような役割を果たしているのか?

腸が健康かどうかは体全体の健康に関係してきます。 特に小腸は、人間が生命を維持する上で非常に重要な部分を担っているわけですが、ここでは、小腸がどのような働きをしているのかを具体的に説明していきたいと思います。

小腸の機能「食べたものを分解、消化、吸収する」

私たち人間は口から食べたものを栄養として体内に取り込まなければ生きていけません。 小腸は毎日毎日、食べたものを分解し、消化し、吸収するという作業をこなしてくれています。 食べ物は消化できるサイズの分子まで分解されないと、吸収することができませんが、これを小腸は担ってくれています。 しかし、小腸に何らかの障害、例えば、腸壁が弱って穴が開いていたりするとそこから未消化の食べ物が漏れ出してしまうわけです。 その結果、消化不良になったり栄養不足になったりしてしまうのです。 ですから、小腸が健康であることは、人間が生きる上で必要不可欠なのです。

老廃物を除去し便のもととなる物質をつくる

食べ物を分解していくと、栄養になるものとならないものが出てきます。つまり、吸収してしまうと体に有害なものも出てくるのです。 小腸はこれらの物質の分別をしてくれ、いらないものをまとめて便のもとを作ってくれます。 しかし、もし小腸の何らかの機能障害があると、不要なもの、有害なものが除去される体内に入ってしまうことになるわけです。 こうしたことは病気の引き金になってしまいます。

体の免疫を担う

小腸は体の免疫システムの7割を担っていると言えます。 小腸には、免疫細胞が集中的に配置されており、体外から侵入しようとする病原菌やウィルスと戦ってくれているわけです。 実は、小腸は体外とじかに繋がっている唯一の器官です。 ですから、小腸は口から侵入してくる病原菌やウィルスだけでなく、外から直接侵入しようとしてくる病原菌やウィルスとも戦っているわけです。 もし小腸の機能が低下してしまうと、こういった有害物質を体内に侵入させてしまうことになり、病気に対する抵抗力が弱まってしまうことになります。 また、食物アレルギーや自己免疫疾患を引き起こしやすくなってしまうのです。

ビタミンやホルモンを合成する

あまり知られていないのでうすが、小腸は体に必要な栄養を合成する働きも持ち合わせています。 小腸で作られる栄養で代表的なものは、ビタミンB群やビタミンK。さらにはホルモンも合成されます。 小腸で作られるビタミンやホルモンは、人間の体調を維持したり、活動するために必要不可欠な栄養です。 ですので、小腸が不調だと、さまざまな面で体の不調に繋がってしまうのです。