ストレスと腸内環境には因果関係がある

SNSは今や私たちの生活に必要不可欠なツールですが、その反面ストレスの要因にもなっています。 中高生の間では、SNS内のいじめが原因で自殺をしてしまうケースもあるほど。 ただでさえ、ストレス社会なのに、SNSの台頭でさらにストレス社会が加速したように感じます。 このようなストレス社会ですから、腸内環境を整えることはとても大切です。

腸内で作られるセロトニンとストレスの関係

実は、私たちの精神安定は、腸内環境と因果関係があるのです。 精神状態の不安定を引き起こすのは、脳内のセロトニンが不足していることが原因です。 セロトニンとは、脳内で分泌される神経伝達物質のことで、よく「幸せホルモン」などと呼ばれることがあります。 (実際には、ホルモンではないのですが、ホルモンに非常に似た作用があるのでそう呼ばれているようです) このセロトニンは、トリプトファンという栄養が材料となって脳内で作られるのですが、これはヒトの体内で作られることのない必須アミノ酸です。 要するに、セロトニンの材料となるトリプトファンは、私たちが食事から摂取する他ないのです。 ですから、トリプトファンの吸収を良くするための、良い腸内環境が必要となるというわけです。

セロトニンは腸内でも作られ、脳内のセロトニン生産に影響する

セロトニンは、脳内で作られ、分泌されるとヒトの精神状態を安定させますが、実はセロトニンは腸内でも作られるのです。 脳内で働くセロトニンと腸内で働くセロトニンは種類が違うのですが、お互い影響し合っているようです。 腸内で作られるセロトニンは、腸などの筋肉に働きかけて、消化管の運動に関与します。 いっけん、腸内で作られるセロトニンと脳内で作られるセロトニンは因果関係がないように思えますが、実はあります。 最近の研究により、腸内でセロトニンが多く作られると、それに連動するように脳内でも同じくセロトニンが多く作られるようです。 ですので、ストレスに対抗するためには、腸内環境を良い状態に保つことが大切なのです。 現代人は食生活の変化で腸内菌が戦前の3分の1まで減少しているようですが、これも現代人のストレス増加に影響していると思われます。

ストレスを抱えないために、食生活を見直す

ストレスに対抗するには、腸内環境をよくする食生活を送ることと、生活リズムを見直すことがとても大切です。 最近の日本人は小麦製品を中心とした食生活になっています。 国内に流通している小麦は品種改良された小麦ですから、腸内環境を悪化させるグルテンが多く含まれます。 また、加工食品や食品添加物なども腸内を荒らします。 このように腸内環境を悪くするものばかりの食生活は、体内でセロトニンが作られにくいため、ストレスに対抗できなくしてしまうのです。